Episode 5Trivia Only
第5話 聖剣士は試験教官を圧倒する
各話末尾のうんちく部分だけを、ブログ記事のように読みやすく整えたページです。
◆一見して謙虚に見えるライノ教官と、空気を読めない様に見えるミオについて
この話でライノは、一見してエリートでありながら謙虚な人物として描かれています。一方、ミオは教官の指示に従わない空気の読めない問題児のように映りますが、実は視点を変えることでその印象は変わって見えます。ライノは人としてとても謙虚な好青年であり、また職務に忠実な教官でもありますが、剣士としては失格です。なぜならば、どの様な立場であれ剣を持って向かい合ったからには剣士として油断してはならないからです。ライノは自分は剣士としてエリートだが、人として謙虚でなければならないと思っているため、自分より上位の剣士が年下にいるなどと思いもせず、ミオと対峙しています。これは厳しい環境を生き抜かなければならない冒険者にとって致命的な隙となります。一方、ミオはいつも自分より上位であるシドと剣の訓練を行っており、また、後に語られますが超一流の師匠に師事していることもあり、一時、剣を持ち対峙したからには油断なく相手の力量を測って最善の方法で勝つことを選んでいます。剣士としてのミオは無言ですが「何この剣士、偉そうに御託を並べて、真剣に勝負する気はあるのか?」と内心思っています。