Episode 60Trivia Only

第60話 元副支部長は取り引きを提案される

各話末尾のうんちく部分だけを、ブログ記事のように読みやすく整えたページです。

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お前のような不遇職がいるか!~リアリストが出す答えはいつもアンリアル カバー画像

◆職業の遺伝について

この世界では完全な遺伝では無いものの、ある程度、家系によって天職が定まっている傾向があります。ミオは母親が剣士でしたし(聖剣士になったのはアマンダの影響です―第47話参照)、キャサリンは母親が聖法術師でした。例外に見えるシドも父親が土法術師で母親が鳥類のテイマーで、父親は法術で土塁形成などを行い、母親は法力を鳥類に繋げて意思の疎通を行う者でした。シドの結界や無属性法力の形成、法力を対象へ抜き差しする能力は遺伝の影響が見られます。そのような遺伝的要素を非常に気にするのが伝統貴族派です。彼らは昔の英雄の家系であり、その血筋を大いに誇っています。サイロスもそのような家系の中で苦悩の日々を過ごしました。

◆伝統貴族派の家系とネガティブな精神構造について

伝統貴族派は、昔の魔王討伐を目指していた頃の英雄の家系で、魔素の濃い東の大地で活躍していた魔素耐性の強い人たちの子孫です。ですから、身体的な面における魔素耐性は平民より高い傾向があります。しかし、それはあくまで身体についてのみで、精神的な面における魔素の影響を受けないわけではありません。伝統貴族派の貴族は健康状態が魔素により崩されないことから、あまり頻繁に浄化を受けません。そのような状態で知らず知らずに精神面における魔素汚染が進行してしまうことがあり、ネガティブな精神構造を持つ傾向があります。サイロスは聖域において魔素の影響が消えたことで、人格が変わったのではないかというほどの変化を持ちました。