Episode 7Trivia Only

第7話 結界師は試験教官の戦意を打ち砕いたようです

各話末尾のうんちく部分だけを、ブログ記事のように読みやすく整えたページです。

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お前のような不遇職がいるか!~リアリストが出す答えはいつもアンリアル カバー画像

◆欠点が人を育てる

今話では欠点を欠点で終わらせず、前進して高みへと至る人たちが描かれています。一つ目はシルバニア王国の王族です。王族はある意味、居所が定められており、逃げられません。ですから、暗殺者がその居所へ送り込まれれば、必ず対峙しなければなりません。これは構造的欠点です。しかし、シルバニア王国の王族はそれを欠点のまま終わらせず、自ら暗殺術を習得して暗殺者を捕らえて情報を得るという高みに至りました。
もう一つは現剣聖のバナエル・コーエンです。コーエン家は王家の護衛の一族であるゆえ、対人戦闘を避けて通れない立場でした。本来なら魔物特効のある聖剣士は人がうらやむ職業ですが、バナエルにとってはそれは欠点でした。しかし、バナエルはその欠点を欠点で終わらせませんでした。彼は聖斬撃が人に無害であることを利用し、無属性の法力と共に放つことで人を傷つけることなく無害化する方法を編み出し、剣聖の高みに至りました。
最後は前剣聖のエルンスト・ハイドルです。彼は属性のない剣士で、無属性の法力しか使えないと言う欠点がありました。しかし彼はその欠点を欠点で終わらせず、無属性の法力特性を生かした戦術を編み出し、剣聖の高みへと至りました。
これは現代を生きる私たちにも同じことが言えます。高みへと至る人たちとは欠点を欠点のまま終わらせない人たちです。